AILTA シンポジウム 2025
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AI時代におけるリーガルテックの真価 ―信頼・倫理・実装から読み解くこれからのテクノロジーとの共存―
契約書レビュー、契約書管理、判例検索──リーガルテックでのAI活用領域は広がる一方で、信頼できる判断がなされるのか、倫理的な課題にどう向き合うべきか、信頼性と発展途上の技術から実務での活用に対する期待に完全に応えられていといった声も挙げられます。
本シンポジウムでは、「信頼性」「倫理性」「実装」という3つの視点から、AIとリーガルテックが法務業界にもたらす価値と課題を多角的に捉えます。企業法務・弁護士・技術開発者・研究者・政策立案者といった多様な立場から、リアルな実務の声や最新の技術・制度動向を交え、「テクノロジーとの共存」を実現するためのヒントを探ります。
法務が単なる効率化のための領域から、戦略的な意思決定の中核へと変化する時代。リーガルテックの今後の可能性をテクノロジーとの新たな関係性と考える一日にしていきたいと考えています。
Time Table
13:00-13:05 | オープニング ▽登壇者 AIリーガルテック協会 事務局長 春日舞 |
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13:05-13:55 | SpecialTalk:「AI規制法」関連(50分) 「過剰な規制によるイノベーションの抑制」vs「信頼性を担保する法制度」のバランスをどう考えるか?国会・行政の現場でどのように議論が進められているか、政策決定の舞台裏も含めてお話しいただきます。 ▽登壇者 衆議院議員・自由民主党 総務大臣政務官 川崎 ひでと氏 |
13:56-14:42 | 法務におけるAIの信頼性とは? ― 説明責任・透明性・倫理性をどう担保するか(45分) 生成AIやリーガルテックの活用が進む中、法務領域では「AIの信頼性」が重要なテーマとなっています。本セッションでは、AIによる判断や支援が法的実務に与える影響をふまえ、説明責任・透明性・倫理性の3つの視点から信頼性をどう担保するかを多角的に議論します。ブラックボックス化への対処や、企業・ベンダーそれぞれが取り組むべき倫理フレームワークの在り方、現場で直面する事例を交えながら、実務に根ざしたヒントを探ります。 ▽登壇者 モデレーター:MNTSQ代表 弁護士/AIリーガルテック協会 理事 板谷 隆平 ContractS株式会社 CSO 武藤康司 西村あさひ法律事務所 弁護士 福岡 真之介氏 |
14:43-15:28 | AIに対する期待と実情 ー法務実務からの期待と、ベンダーが考えるリーガルテックサービスのこれから(45分) 法務現場ではAIへの期待が高まる一方で、実際の導入には多くのハードルが存在します。本セッションでは、契約レビューやリスク検出などに対する実務担当者の期待と、ベンダー側が抱える技術的制約や理想とのギャップに着目。ベンダーとユーザー、それぞれの立場から率直な意見を交わし、課題解消の糸口を探ります。導入障壁の背景や相互理解を深めるために必要な視点、今後の対話の在り方について議論を深めていきます。実際にAIやリーガルテックを導入している企業法務部の担当者やベンダーが登壇し、課題と成果、組織内での信頼構築について語ります。 ▽登壇者 モデレーター:株式会社リセ 代表取締役社長/弁護士(日本・NY州)/AIリーガルテック協会 理事 藤田 美樹 トムソン・ロイター株式会社 リーガル事業部セールスディレクター 白井 薫 |
15:29-16:14 | 信頼性を高めるために必要な規制の在り方とは(45分) AIの活用が進む中で、その信頼性を支える制度設計が急務となっています。本セッションでは、EU AI法など国際的なガバナンス動向を踏まえつつ、日本におけるリーガルテックやAI活用の法的枠組みの現状と課題を整理。法規制が追いつかない「グレーゾーン」での対応や、ベンダー・利用者・行政が連携して策定すべきガイドラインの在り方について議論します。実務と制度の橋渡しとなる規制の方向性を展望します。 ▽登壇者 モデレーター:GVA TECH代表 弁護士/AIリーガルテック協会 理事 山本 俊 早稲田大学 石田 京子氏 内閣府 規制改革推進室 参事官 大平 利幸氏 理化学研究所・革新知能統合研究センター・チームディレクター 中川 裕志氏 |
16:15-16:30 | Closing Talk:AI時代におけるリーガルテックと協会の役割(15分) ▽登壇者 桃尾・松尾・難波法律事務所 パートナー弁護士/AIリーガルテック協会 代表理事 松尾 剛行 株式会社KiteRa代表取締役CEO/社会保険労務士/AIリーガルテック協会 理事 植松 隆史 |
Outline
シンポジウム概要 | AI時代におけるリーガルテックの真価 ― 信頼・倫理・実装から読み解くこれからのテクノロジーとの共存― 契約書レビュー、契約書管理、判例検索──リーガルテックでのAI活用領域は広がる一方で、信頼できる判断がなされるのか、倫理的な課題にどう向き合うべきか、信頼性と発展途上の技術から実務での活用に対する期待に完全に応えられていといった声も挙げられます。 本シンポジウムでは、「信頼性」「倫理性」「実装」という3つの視点から、AIとリーガルテックが法務業界にもたらす価値と課題を多角的に捉えます。企業法務・弁護士・技術開発者・研究者・政策立案者といった多様な立場から、リアルな実務の声や最新の技術・制度動向を交え、「テクノロジーとの共存」を実現するためのヒントを探ります。 法務が単なる効率化のための領域から、戦略的な意思決定の中核へと変化する時代。リーガルテックの今後の可能性をテクノロジーとの新たな関係性と考える一日にしていきたいと考えています。 |
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開催日時 | 2025年7月25日(金)13:00〜16:30 |
開催形式 | オンライン配信 ※お申込みいただいた後、視聴用URLをお送りいたします。 |
主催 | 一般社団法人 AIリーガルテック協会 https://ai-legaltech.org/ |
参加費 | 無料 |
お問い合わせ | AIリーガルテック協会 運営事務局 info@ai-contract-review.org |
