第1回 AIリーガルテック協会主催「ラウンドテーブル」を開催
一般社団法人AIリーガルテック協会は、2026年4月20日(月)、企業におけるAI・リーガルテック活用の実態や課題、今後の制度・ガバナンスのあり方について意見交換を行う「第1回 AIリーガルテック ラウンドテーブル」をオンラインで開催しました。
当日は、製造業、商社、不動産、インフラ、ITなど、さまざまな業種のユーザー企業を中心に、AILTAアドバイザー、関係団体、事務局を含む約30名が参加しました。
参加企業からは、まず生成AIやリーガルテックの利用状況について共有がありました。多くの企業で、Copilot、ChatGPT、Gemini、Claudeなどの汎用AIの導入・検証が進んでおり、法務領域では契約審査、英文契約、ナレッジ管理、リーガルリサーチなどの用途で、複数のリーガルテックツールを使い分ける動きが見られました。また、情報入力に関するガバナンスやハルシネーション対策についても、各社の取り組みや課題が共有されました。
議論の中では、AIの性能が向上し、人間以上に正確な比較やチェックが可能になりつつある中で、法務部門の関与をどこまで減らし、事業部門側でリスク判断を行う仕組みをどこまで許容するのかが、今後の大きな論点として共有されました。また、AIリーガルテックの活用にあたって、弁護士法72条との関係や、AIの判断を利用した場合の責任分担をどのように整理していくべきかについても、率直な意見交換が行われました。
全体を通じて、企業はAIを単にリスクとして捉えているのではなく、むしろそのポテンシャルを十分に活用したいと考えているという前向きな声が多く聞かれました。そのためにも、利用者保護と技術活用の両立を図る制度設計や、企業が安心して導入・運用できる環境整備が求められていることが分かりました。
AIリーガルテック協会は、今回寄せられたユーザー企業の声を踏まえ、今後も関係省庁・団体等との対話を通じて、AIリーガルテックの健全な発展と社会実装に向けた議論を進めてまいります。