第35回 コラム(トムソン・ロイター白井 薫)
2025年1月より、AIリーガルテック協会に正会員として加入いただいたトムソン・ロイターよりコラムを執筆いただきました。
はじめまして、トムソン・ロイター株式会社 リーガル事業部の白井 薫です。
弊社は法務、国際貿易、税務、メディア分野で、グローバルに専門的で信頼性の高い情報サービスを提供しています。この度、AIリーガルテック協会に参加することになり、非常に嬉しく思っております。ここでは、参加の背景と私たちのビジョンについてお話ししたいと思います。
トムソン・ロイターは、リーガルテック分野において常に最先端の技術を追求しています。生成AIリーガルアシスタントCoCounselや、海外法務実務データベース Practical Lawはその一例であり、特に海外法律業務の効率化と精度向上を実現するための強力なツールです。これらの革新的なソリューションを通じて、私たちは日本の法務プロフェッショナルの方々が直面する様々な課題を解決し、業務をよりスムーズに進められるよう支援しています。
AIリーガルテック協会への参加を決めたのは、協会が掲げる「法令遵守の徹底」と「法律専門家の関与によるサービスの信頼性向上」という理念に深く共感したからです。私たちはこれらの理念を実践し、安全で価値あるリーガルテックサービスを提供することを使命としています。
特に、法律家や企業法務の皆様がより効率的に業務を行えるよう支援することで、皆様が本来のコア業務に注力できる環境作りに貢献したいと考えています。具体的には、業務のデジタル化やプロセスの自動化を推進し、日常業務の負担を軽減することで、皆様が戦略的な活動に時間とリソースを集中できるようサポートしていきます。
また、協会を通じて得られる業界の知識共有や交流は、私たちにとっても貴重な学びの場です。これを通じて、トムソン・ロイター自身の成長を図るとともに、日本の法曹界や企業法務の皆様の成長にも貢献したいと考えています。
AIリーガルテック協会が提供するプラットフォームは、会員の皆様にとっても、業界全体の発展に寄与する素晴らしい機会を提供してくれると信じています。今後とも、トムソン・ロイターは協会の一員として積極的に関わり、価値ある情報発信を続けて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。