第18回 年頭の挨拶(2024年)

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
2022年に設立した当協会は、2023年に一周年を迎え、本年中に3年目に入る予定です。2022年の当協会設立の段階では、まさに「リーガルテックは適法なのだろうか」という疑問に業界としてどう応えるかということが重要な時期でした。しかし、多くのステークホルダーの皆様のご協力により、2023年8月には法務省からリーガルテックを適法とするいわゆる法務省ガイドラインが公表されました。本年、当協会は業界内での基準策定を進めますが、既にリーガルテックの適法性 という最低限の前提事項がクリアされている以上、各社がユーザーの利便性を高めるという本来の最大の目的実現に向けて対応するフェーズに入ったと考えます。まさにそれこそが、当協会にご期待頂き、リーガルテックの適法性の確認に向けてご支援頂いたステークホルダーの皆様に対する最大の恩返しであると考えます。
2023年はChatGPTの一年でもあり、当職も『ChatGPTの法律』及び『ChatGPTと法律実務』の二冊を著する他、論文やセミナー等で「AI・リーガルテックは弁護士・法務担当者の仕事を奪わない、しかし、将来業務内容は大きく変わりAI・リーガルテックの利用を前提としたものとなることから、今から備えるべき」というメッセージを発信し続けました。
本年もそのような観点から当協会のため微力を尽くす所存です。何卒よろしくお願い致します。
 

 
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