第30回 リーガルテックへの関心の高まり
学習院大学(特別客員教授)や慶應義塾大学(特任准教授)で教えているが、最近は学生さんのリーガルテックへの関心が高まっていると感じるところである。
例えば、キャリアの授業で、学生さんに(キャリアとなんらかの関わりがある範囲で)自由にレポートの論題を選ばせると「AI時代の弁護士」といったタイトルを考えてくる。そこで、当職は「ChatGPTにこのタイトルでレポートを書かせたらこうなったので、こういうレポートにならないよう注意して書いてね!」と指導する訳である。
また、学生さんとの雑談の中で、「リーガルテックは適法なのか?今後突然違法とされることはないか?」等の質問を受け、リーガルテックガイドラインが法務省によって公表されたことを話すこともある。
これらはあくまでもいくつかの例に過ぎないが、学生さん達もこれから法律・法務に続々とAI・リーガルテックが導入されることに気付き、関心を持っているのだろう。
今後ますます多くのテクノロジーに関心が高い若者が法律・法務業界に参入し、リーガルテック業界が更に繁栄することを歓迎したい。同時に、「期待」が高まっている以上、協会加盟企業には、その期待に応えていくことを望むところである。
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